先般、宝島社の編集者T君の訃報を知らせるメールが突然に来ました。
メールを何度も読み返したが、正直、現実として受け入れられません。
彼は、十年くらい前に自宅で倒れて、ずっと意識不明のまま病床にありました。
元々スポーツマンで体力もあったので、奇跡があるかも・・・と願っていましたが、
残念無念で仕方がありません。友人だというのに、何も役に立てなくて、本当に申し訳ない。
でも、十年も病と闘ったんだよね。頑張ったと思う。
これで安らかに旅立つことができるね。
ご家族の方たちも本当にご苦労されたと思います。
T君のご冥福をお祈りします。
新宿で、T君をしのぶ会がありました。
私も参加させていただきました。
T君と私は、宝島社(当時JICC)の同期入社でした。
その後、私は他社へ転職しましたが、彼との交流は続き、
仕事や将来のことなど、一番に相談する仲でした。
「中央線においでよ」という彼の勧めで、私も中央線に引越し、
倒れる前の彼と最後に会ったのも、中央線の荻窪の居酒屋でした。
「子どもがもう少し大きくなったら、一緒に家族で、ドライブでもしょうね」
「そうだね、じゃあ、またね」と。これが彼との最後の会話でした。
いつか、彼の故郷である九州を訪れて、博多の街を歩いてみたいと思っています。
合掌。